『ぐうたら道をグータラ歩く』ブログの管理人のぐぅと申します。
カメラマンをやっています。
カメラマンと言っても、スタイリッシュないでたちで最新機材を使いこなし、
写真で分からないことがあったらなんでも聞いてね♪という素敵カメラマンではないです。
古い機材を「頑張ってくれよー。」と根性論で使い、
PhotoshopやLightroomで分からないことがあると素敵カメラマンが配信している動画やブログを見ながら必死になって編集する、そんなカメラマンです。
カメラマンになぜなったのかといいますと
20代になると友人の結婚式に呼ばれるようになります。
その時私は父の一眼レフを借りて美しい花嫁を撮りまくるわけです。
そして出来た写真を見てみると…。
肉眼で見た新婦の美しさが全く写真に写し出されていないのです。
でも、プロのカメラマンが撮った彼女たちはとても美しいのです。
私もこんなふうに綺麗なものを綺麗に撮りたい、そういう思いが始まりでした。
それがもう二十年以上昔の話です。
時代に合った撮影をしなければという思いともう一つの思い
カメラ機材の性能もグングン進歩し、撮影技法もガラッと変わり、カメラマンが求められているものも変わりました。
スマホのカメラ機能も良くなり編集も簡単になったので、カメラマンではない人々が普通にお洒落で素敵な写真を撮るようになりました。
それまでは露出やピントが合っている、構図がいい、綺麗な色が出ている、よい瞬間が撮れている等のことがほぼ撮影時に完結しているのがプロだと思っていました。
でもいまは編集ありきでドラマチックな一枚を作り上げるのが定石です。
新しい機材を使いこなし、基本的なことは押さえつつ完成後のイメージを持って撮影し、
撮影後には良いとされる編集ソフトを使い、心を動かす写真に仕上げるといったところでしょうか。
ところがそれが私には難しいのです。
進化し続ける機材に設備投資する金銭的な面から、撮影したデータを編集する技術の習得に使う時間からすべてがモタモタしているのです。
でも、それをやらなければ仕事をもらえません。
常に勉強し、新しいものを取り入れて時代の流れに合わせていくことが大事なのはよくわかりますが、
私のような不器用な人間が日々の糧を得ながら時代の波に乗っていくことはなかなか大変なことです。
そんなアナログでローテクで旧時代のカメラマンである私が、何をとち狂ったのかブログを始めようと思い立ってしまいました。
人様に教えて差し上げるような技もなければ、誰かを思いっきり笑わせたり、感動させるようなネタもないですが、
この時代に於いてアナログ&ローテク人間が何を考え、どのように生きているのかを知っていただくのも一興かなと思っております。
ですので写真の技術的な内容のブログは書けないと自信をもって言えます。
石橋をたたいてたたいてたたき壊してから「ほら、やっぱり壊れたでしょう。」と得意がるような典型的なやらない理由を探すのが異常にうまい人間が、
重い、おも~い腰をやっと上げて始めたブログです。
どうぞよろしくお願いいたします。