【猫砂】20年使い続けるイチオシ!エバークリーン(私見です)

猫は気まぐれと言われるけれど、実際はルーティンがあり、こだわりを持って生きている動物だと思う。
コロコロと変わる事象を『猫の目のよう』という慣用句を使うが、猫は変化を好まない。
餌の好みなどで、猫によっては、ついこの間まで大好きだったものを、一切口にしなくなったりする場合もあるようだが。
私は猫飼い歴20年弱で飼った頭数も4匹と、まぁ普通というかそこらへんにいる猫飼いおばさんだ。
そのため人様に講釈垂れるほどの知識も経験もないのだが、20年弱使ってきたもののことは少しは語れるのではないかと思い、この記事を書くことにした。

猫飼い初心者と変な猫だった大和のドタバタ猫砂騒動

我が家のファーストキャットである大和は、元野良だったのでどんな生育歴かまったくわからない。
対する私は猫を飼うのが初めて。
だから大和を見て、世の中の多くの猫はこんな感じなんだろうなと勝手に思っていた。

(自分の中では)標準的な猫である大和は、餌ではないものを食べてしまう癖があった。
タオル、衣服、台拭きなどの繊維製品から、ぬいぐるみの一部、ビニール、革、ありとあらゆるものを食べまくった。
そう、そして猫砂も…。

それからというもの、大和が食べそうなものは引き出しや押し入れにしまい、ゴミ箱は蓋付きのものにした。
それでもドアや引き出しを開け、ゴミ箱の蓋もあけてしまうので、さらにガムテープで開かないようにした。
あの頃の家はとてつもなく使い勝手が悪かった…。

しまえばいいものはそのようにして対応したが、大和から隠してはいけないものがあった。
猫砂だ。

大和がこんなにもいろいろなものを食べる猫だとはわからなかったので、我が家に初めてやってきたときの猫砂はおからを原料とするものだった。
猫グッズを買い揃えるとき、初心者ムーブをかましながら店員さんに聞きまくって買ったものだ。
家にやってきた子猫の大和は物怖じもせず、家の中を探検した。
トイレに行ったのを見て、「あらあら♪トイレがわかるなんておりこうさんだわ♪」なんて微笑ましく思っていたら…。
次の瞬間大和が、猫砂をバクバクと食べ出した!
やばいやばいやばい!
慌てて猫砂を撤去し、新しい猫砂を買いに走った。
猫が食べない猫砂を買わなきゃ!
そして改めて買った猫砂が、鉱物系の猫砂だった。
さすがの大和も鉱物系猫砂は食べず、トイレとして使用してくれた。

当時は大和が食べない猫砂があってよかった、と心の底から安心していたが、
そもそも、猫砂を選ぶ基準がおかしいことにはまったく気づいていなかった。
なんせ大和は私の中ではスタンダードな猫だったので。

※おからの猫砂を食べてしまう猫は稀にいるそうです。元々食物からできているので、少しなら食べてしまっても大きな問題にはならないと思いますが、
もし、大和のようにガツガツと食べてしまうようであれば、他の素材の猫砂に変えたり、病院等で相談することをお勧めします。

なんでも食べてよく病院のお世話になった大和

エバークリーン(EVER CLEAN)なる猫砂を知る

猫飼い初心者の迷走はまだまだ続くが、『猫のきもち』や他の猫ちゃん雑誌を読み漁り、大和に不便な思いをさせないくらいの飼い主になる努力をしていた。
数ある記事の中でも、猫グッズのランキングなどはよくチェックしていた。
その中の猫砂(鉱物系)部門で1位になっていたのが『EVER CLEAN(エバークリーン)』だった。
記事によると、『消臭』と『固まる』ことがとにかく強いとのことだった。
鉱物系ということで、大和が食べちゃう心配はなさそうだ。
よし、買ってみよう。

ところが!
ホームセンターに売っていない。
何ヶ所か目のペット用品店に置いてあり、やっと買うことが出来た。

が!種類が多くてどれにすべきかわからない。
『小粒微香タイプ』『小粒芳香タイプ』『大粒微香タイプ』『大粒芳香タイプ』
と4種類あった。
(現在は粒の大小の区別はなくなり、無香タイプと芳香タイプの2種類になりました。)
よくわからなかったので、『小粒微香タイプ』を購入した。

エバークリーン 無香タイプ 6L オランダ産 猫用 6L×3箱入

価格:5480円
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感想(6件)

看板に偽りなし!「消臭」&「固まる」力がとにかくスゴい!

エバークリーン無香タイプ

はじめの感想は、重い
次の感想は、微香なのに香りが強い。(現在は無香タイプですが、微かに香りはあります)
そして肝心の猫砂としての能力は……。
(※以下ははじめの印象ではなく実際に使ってみての感想です。★5個で満点:あくまでも私見です。)

①消臭   ★★★★★ 猫が排泄し砂を掛けると、直後から臭いがしなくなる
②固まる力 ★★★★★ 速く強く固まるので、捨てる部分が少なくて済む
③飛び散り ★★☆☆☆ 粒が細かいので猫の足などに付いた砂が飛び散りやすい
④埃    ★★★★☆ 猫が掻いても、人が掃除をするときに掻いても埃はあまりたたない
⑤猫の好み ★★★★★ 大和・小町・侘助・おちゃまろは好んでいる。自然の砂に近い感触だからという意見もある。
⑥値段   ★★★☆☆ 一箱あたりは高いが、②で述べたように捨てる部分が少ないのでトータルで見ると妥当
⑦処理方法 ★★★★☆ トイレに流してはいけない。各自治体で決まった処理方法に拠る(私の居住地では可燃ごみ扱い)

以上のようになる。
やはり特筆すべきは①消臭②固まる力だろう。
室内飼育で屋内にトイレを複数個置くので、臭いがいつまでも残るのは困る。
鉱物系の中でもこのエバークリーンが特に消臭力に優れていると感じる。
ただ、おしっこが無味無臭の別の物質に変わるわけではないので、普通のビニール袋に入れてゴミ箱に捨てるとどうしても臭ってしまう。
それも気になる場合は、ホームセンターやペット用品店で販売されているペットの糞や生ごみの臭いが漏れないポリ袋に入れ、ゴミ箱は蓋付にしたり、置き場所を工夫するとよい。

③飛び散りについては、トイレの形をドーム型や壺型にしたり、砂を落とす足拭きマットのようなものである程度軽減できるかもしれないが、
我が家の猫で唯一壺型トイレを使うおちゃまろは、壺型でも砂を勢いよく飛び散らせるので、飛び散りが気になる方はマメに掃除をするしかない。
ちなみに私はトイレ掃除をする時に一緒に掃除をすれば十分だと思っていて、猫砂が飛び散っていてもあまり気にならない。
裸足で踏んでしまうこともあるけれど、払えばいいし…。

⑤猫の好みは、我が家の猫に限って言えば抜群に良い。
実はある時期システムトイレを一つだけ導入してみようとしたことがあったが、3匹ともそちらには見向きもせずエバークリーンの入ったトイレを使い続けた。
(あくまでも我が家の場合です。)



重い・買いにくいがネック

20年使い続けてます、ヘビーユーザーです、と言ってみても困ったことがないわけではない。
そこで、ネガティブな部分も書いていこうと思う。

売っている店少ない問題と配達員さんに申し訳ない問題
エバークリーンはホームセンターなどではあまり販売されていない。
ペット用品店などにはあるが、ない店もある。
なので、購入方法の選択肢として通販があるが、1箱からの販売と3個セットの販売が多い。
3箱入りはお得といえばお得なのだが、1箱5.8kgくらいなのでそれだけでも結構重い。
それが3箱18kg弱。クソ重い。
私は近所に大型ペット用品店があり、そこを利用しているが、通販で購入する場合もある。
重いものを配達してくれる宅配業者さんに感謝せずにはいられない。

外装問題
猫砂の多くはビニール袋などに入っているが、エバークリーンは段ボール箱に直接入っている。
で、この外装段ボールで時々不具合が起こる。
一つ目は上部にある持ち手がすっこ抜けたことがある。(ここ数か月で二度も!)
二度とも大事には至らなかったが、箱が床に落ちた衝撃で砂が少しこぼれてしまった。
いくら床に猫砂が飛び散っていても気にならない私とは言え、それとこれとでは話が違う。
猫砂が落ちていても気にならないがさつおばさんから、急にもったいないおばさんへと変貌した。
二つ目は猫砂やシールや持ち手がついた段ボールの処分方法が問題だ。
厳密に言えば、古紙回収に回せるはずだ。
使い切った猫砂の箱を分解し、中に残った猫砂を綺麗に落とし、シールをはがし(日本の販売業者が貼った日本語のもの。ついていない場合もある)、持ち手を外し、段ボールだけの状態にすればいい。
でも、その分解作業に時間が掛かる。

外国産(オランダ産)の輸入品の為アフターケアの窓口がわからない問題
以前はアメリカ産だった記憶があるのだが、2020年からオランダ産に替わったエバークリーン。
メーカーに直接何か言うことはあまりないが、ちょっとした問い合わせをしたいときどこにすればよいかわからない。
エバークリーンの公式HPもあるが、輸入代理店が作っているもののため細かいことは載っていない。

まとめ

稀に起こるかもしれない持ち手すっこ抜けを気にしつつ、重いなぁと思いつつ、空き箱の処理が面倒くさいなと嘆きつつも、
このエバークリーンを使い続けているのは、圧倒的な消臭力と固まる力、そして何よりも猫砂ユーザーの猫たちが気に入っているからだ。
昨今の円安や物価高の影響で値段も上がってはいるが、猫のためにこれからも使い続けたい。

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