ぐうたらさんが断捨離してみたら【スッキリした】
断捨離をすると部屋がすっきりするだけでなくいろいろなメリットがあるらしい。
どこに何があるかわかるため探し物に時間を取られず時間と気持ちに余裕ができるとか、
無駄なものを買わなくなるとか、
きれいですっきりした部屋で気分がいいとか。
メリットはありそうだが、ぐうたら道を突き進んだ結果、巨大化し重くなった腰が上がらなかった。
断捨離 マスターたちは「少しずつ始めればいい」「気持ちを楽に」と言ってくれるが、様々な屁理屈をこねてやってこなかった私にはハードルの高い苦行に感じられた。
そんな自分が断捨離 をしようと思ったのは、単純にいつか使おうと思ってその時は気に入って買ったものが付喪神になる前に売れたらいいかなというかなり俗物的発想からだった。
あと座右の銘である『出さなきゃ入らない』を実践するのに断捨離がいいと思ったから。
またモノを溜め込もうとしているのに断捨離とはこれいかに。

断捨離とは?断捨離のやり方は?
断捨離という言葉はもともとヨガの思想なのだそうだ。
それを片付け術・生き方の術として確立し紹介したのがやましたひでこさんという方だ。
その方のメソッドを基にいまや数多くの書籍やwebサイトでやり方やらコツなどが記されている。
断捨離とは
断 断行(だんぎょう) :入ってくる不要なものを断つ
捨 捨行(しゃぎょう) :今ある不要なものを捨てる
離 離行(りぎょう) :物への執着から離れる
そして基本的なやりかたは
①片づける場所のものをすべて出す
②必要・不要・保留 と分類する
・必要 さらに分類し、用途別に仕分ける
・不要 ゴミとして処分orフリマアプリ・買い取り専門店で売る
・保留 一旦置いておく
期限を決めて時間をおいてからもう一度必要か不要かを考えてみる
ぐうたら求道者としては、太字の部分がめんどくさポイントになったりするのだが、やってみっか!と重い重い腰を上げたのだった。
実践 プチ断捨離の前の割とちゃんとした断捨離
実はこの記事を書く前に断捨離第一弾をおこなった。
場所は押し入れという名の開かずの物置だ。
以前はちゃんと?使えていたのだが、一度押し入れを開けた際そこの一番上の段に小町が上がってしまった。
さらにあろうことか天板が格子状になっていたため、足元が悪く降りることができなくなってしまったのだ。
小町をおろすため脚立を使ったが届かず、座卓の上に脚立を置いて小町を抱っこするという自分史上かなり危険な目に遭った。
小町もそれで懲りてくれればいいものを、その一件後も押し入れを開けるたびに上に飛び移ろうとする。
それが怖くてつい押し入れを開けることを躊躇してしまい、開けるときは最小限の隙間と時間になり、何がどう入っているのかわからない、もう押し入れの中そのものが怖くなり開かずの間となってしまった場所なのだ。
こういうことを長々と書いている時点で、ぐうたらを猫のせいにしている自覚はあるのだが。
いきなり上級者クラスの押し入れに手を出してしまったのには理由がある。
暑い時期にやるのが億劫だったから。
ぐうたら求道者は常に、いかにして面倒なことを回避できるかを考えているのだ。
まずは小町が上に登らないように、足がかりとしているキャットタワーのステップを封鎖する。
その後は手順通りに事を進めていった。
はじめはどうなることかと戦々恐々としていたが、恐れおののくようなものは特になく粛々とこなしていけた。
押し入れの中には必要なものはほとんどなく、8割が不要なものだった…。
段ボール類や古くなった寝具、気に入って買って「いつか使おう」と思っていた雑貨や食器類があった。
段ボールは資源回収に出し、寝具は廃棄、雑貨等で売れそうなものはメルカリに出そうと思う。
そして、小町が再び上に上がってしまわないよう上の段には季節で使わないものを置き隙間を作らないようにした。
これで小町が危ないところに上がる心配もなく、スペースができて気持ちもスッキリ。
断捨離第一弾はなかなかよくできたと自画自賛している。

第二弾はほんとにプチな断捨離
今回は引き出しの断捨離に挑戦。
赤ちゃん用のいたずら防止ストッパーがついているのは、赤ちゃんではなくおちゃまろが「割と何でも開ける猫」だから。
開けちゃう猫を飼っていると家の中が訳のわからない仕様になってしまう。


中身は一段しか撮っていないが、ほかの二段も似たような感じなので割愛。
今回は第一弾の押し入れよりかなり小さい場所だったこともあり、簡単に終わった。
そのかわり開かずの押し入れの時のような「こんなものがあったんだ!」という驚きはあまりなかった。
あぁ、あった!森永チョコボールの金のエンゼルが引き出しから出てきたんだった。
チョコボールを食べ続けて50年、初めて出た金のエンゼルだ。
おもちゃの缶詰と交換できる!
と思って森永製菓チョコボールのHPを見たら、金のエンゼル1枚(銀なら5枚)で交換できるものは『キョロガチャ缶』(2024年6月現在)らしい。
あら可愛い♪
ただ、キョロガチャ缶を50過ぎのおばさんが持っていてもなぁ…。
キョロガチャ缶だって喜んで遊んでくれるチビッコのもとに行きたいことだろう。
これは親戚か近所の子にあげることにしよう。

プチプチ断捨離やってみたまとめ
断捨離のコツや効果などは発案者のやましたひでこさんはじめ多くの片づけ・収納アドバイザーさんたちがレクチャーしてくれているので、たった2回やっただけのド素人(しかもぐうたら求道者)がおこがましいことは言えない。
が、ぐうたらな自分がやってみた感想なら言える。
「すっきりして気分がいい」
一番はこれだった。
不用品が売れるかもしれないというささやかな期待と喜びもあったが、ゴチャゴチャしていたものがすっきりわかりやすくなったので、モノだけでなく自分の頭の中も整理されたように感じる。
多くのwebページに書かれていた、効率的になるとか節約できるようになるということが少しわかる気がする。
大げさに構えず、無理せず、出来るところから自分のペースでやっていけばいいんだな。



